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【AFCクラブ選手権/準々決勝バモスFC戦後コメント】フエンテス監督「フラストレーションの溜まるゲームだった」

2019.08.14

インタビュー

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名古屋オーシャンズ

8月14日(水)、名古屋オーシャンズはAFCクラブ選手権タイ2019の準々決勝でインドネシアのバモスFCと対戦し、3-1で勝利。

試合終了後、オーシャンズを率いるフエンテス監督に試合を振り返ってもらいました。

勉強になったゲーム


──今日の試合を振り返ってください。

「難しいグループステージを勝ち抜いた」とは言いましたが、戦術的にこのゲームはとてもタフなゲームでした。内容もそこまで良かったとはいえないですし、相手を完全に崩し切って攻撃できたゲームではなかった。あとは準々決勝、準決勝とそれに合わせた気持ちを出していかないといけないです。ハードワークをしてより戦術の細かいところを抑えてゲームに入っていかないといけないです。勉強になったゲームだと思います。

──前半11分にタイムアウトを取った意図を教えていただきたいです。

あのときは苦しい時間帯でしたし、相手をあまり崩せていませんでした。なので戦術的な指示を送って攻撃のパターンを変えるため、守備でももう少しオーガナイズが必要だと思いましたので、切り替えさせるためにも一度ゲームをストップさせました。ですが止めたところで前半はあまり良くなかったです。ただ、後半に入ってロッカールームで話し合って攻撃のパターンと気持ちを入れ直したので後半は流れが少し変わりました。ゴール前のチャンスも増えましたが最後は決定機で点を奪えなかったことが今日の課題ですね。

──「良くなかった」とのことでしたが負ける要素はなかったように思えます。

あくまでも悪いゲームではなく、リードしている状況をアドバンテージに賢く戦えたと思います。ですがあまり自分たちの良さを出せないゲームでした。スコアをうまく考えたゲーム運びで勝ちにいきましたが、今までの対戦相手とは違うディフェンスをしてきて私たちはうまく崩せなかったことで選手もフラストレーションが溜まっていました。そのためいろいろな攻撃パターンを試しましたがうまく入り込めなかった。理想の展開ができなかったことでゲームの中のストレスがありました。ですがイレギュラーなだけであって、悪いゲームではありませんでした。

──決定力はここからどうやって上げていきますか?

チャンスは作れていましたがそれをゴールに結び付けられなかったことが、今日の余裕ない展開につながってしまいました。フラストレーションが溜まっていた原因はそこにもあると思います。今日のゲームでは攻撃の組み立てと、相手を崩すところでの理想的な形が作れていませんでした。相手のゴレイロがよく止めていたのもありますが、冷静に一番いい判断を下すことができていませんでした。ですが準決勝ではまた違う気持ちで臨めますし、最初のシュートで感じる手応えが違えばまたどんどん変わってくると思います。ここで一度リセットして、ゲームを作り上げる展開を再び作ってそれが最終的に得点につながってくるのかなと思います。

──中1日での試合が続いていましたが準決勝は休む時間なく行われます。

まず、この少ない時間をリカバリーに当てなければいけません。選手ができるだけフィジカル的にもメンタル的にも回復できる状況を作ってあげることが大事だと思います。連戦が続いていて休みがないので、決勝トーナメントではどんどん疲労が溜まっていくきます。まずは回復して、そこからポイントを押さえて次のゲームに備えたいと思います。
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