INSIDE OCEANS

【インタビュー】最後の新加入選手スパウット・トゥエンクラーンもチームに合流を果たす!「すごく新鮮な気持ちで、より上を目指したいという気持ちが強い」

2020.11.21

インタビュー

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舞野隼大

当の本人も含め、名古屋オーシャンズの関係者、サポーター、誰もが待ち侘びていた選手がついにチームに合流を果たした。

スパウット・トゥエンクラーン。古巣のチョンブリ・ブルーウェーブやタイ代表でエースストライカーのスパウットは、長い間在籍していたクラブに別れを告げ、新たな挑戦の場としてオーシャンズを選択した。

実は何年も前から移籍を打診していたというオーシャンズに、念願の入団が決まったものの世界は新型コロナウイルスの影響で混乱。長い間、来日できずにいた。しかし11月6日に日本へ来ることができ、2週間の待機期間を経て20日、チームの全体練習に合流。

今季最後の新戦力として期待がかかるスパウットは今、どんな想いを抱いているのだろうか。練習初日を終えた直後に彼の心境を伺った。

チョンブリのことは今も愛していますが……

──来日から2週間が経過し練習初日を迎えることができました。

練習初日を無事に終えられてよかったです。今日は週末のゲームに向けての調整だったので強度はそこまで高くない中での練習でした。ですが自分としては合流初日でしたし、セットプレーも見ることができたのでちょうどよかったです。

──今のコンディションはいかがですか?

日本着いてから何日かは書類を書いたりいろいろな手続きに追われていました。自宅待機していた間は個別でトレーニングをしていましたけど、結果的にその時間があってよかったなと思います。来日したばかりのときはコンディションはあまり良くありませんでしたし、新しい環境で、タイとは気候も違う。ですが自宅待機していた2週間があったおかげで慣れることができました。そういう意味でも、いい状態で練習初日を迎えることができました。

──長い間日本に来れず、どんな気持ちでいましたか?

日本へ行けない期間が1カ月や2カ月くらいなら我慢できました。タイにいる間はチョンブリの練習に参加させてもらっていましたし、パーソナルトレーニングもできていたのである程度のコンディションの維持はできていました。ただ2カ月過ぎたあたりから「自分はなんのためにトレーニングをしているのか……」と思うようになり、精神的なストレスがありました。半年くらいそれが続いてようやく日本に来ることができましたが、今はそれだけ長い期間プレーできなかったことで逆にモチベーションになっています。なので苦しかったその時期も今になってみれば意味のあるものになったのかなと思います。

──この武田テバオーシャンアリーナはスパウット選手が2013年にチョンブリの選手としてアジア制覇をした場所でもあります。

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