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【すみだ戦/試合後記者会見】フエンテス監督「同点という結果は公平だった」

2021.02.21

インタビュー

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名古屋オーシャンズ

2月20日、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1のフウガドールすみだ戦が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、名古屋オーシャンズは4-4で引き分け。フエンテス監督が試合を振り返りました。

明日がどうなるかすらわからない違う味だったシーズンでした

フエンテス監督

──今シーズンを振り返って。

今シーズンは非常にポジティブなシーズンで、目標も達成できたので良かったと思います。ただし今シーズンは明日がどうなるかすらわからない違う味だったシーズンでした。その中で試合ができた感謝の気持ちを含めて皆さんに感謝したいです。私たちも毎日の大切さをわかったシーズンでしたし、ハードワークして目標を達成できたことは本当に満足しています。ですがシーズンはまだ終わっていないので、最後までしっかりと力を発揮して、皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います。

──今日の2失点目はすみだに期限付き移籍している鬼塚祥慶選手のアシストから生まれました。1シーズンを経て彼にどんな変化があると感じていますか?

移籍してすごく良かったと思いますし、この調子なら近い将来、オーシャンズに戻ってくる選手だと思います。若い選手はゲームにどんどん出場して成長することが一番です。やはりプレーできなければ成長も止まってしまう。そこでの経験も大事ですがトップリーグでプレーすることが彼にとって今は一番大事なので、今後も期待できると思います。

──当初のゲームプランと3失点してしまった後の修正点は?

ゲームプランとしてはもちろん、先制点を取ろうとしていましたが、相手の流れに飲まれタイミングよく相手にゴールが生まれました。ですが第1ピリオドから悪くはなかったので相手のプレス回避もうまくできてフィニッシュまで持ち込めていましたが最後のパス、フィニッシュがうまくいかなかった。負けている状況で「取り戻さなければいけない」という焦りもあったと思います。

ハーフタイムで戦術的な修正はしましたけど、どちらかといえば気持ちを切り替えようと話しました。第1ピリオド、うまくボールを持てていたときもあったので主導権を握れていた感覚でした。ですがそれがフィニッシュの雑さや攻守の切り替えでの油断につながった。ゴール前でのチャンスを徹底的に決めないと今日のようにプレッシャーも強いチーム相手とのゲーム動かせない。気持ちを引き締めてゲームをシビアに見ていこうと伝えました。

その傾向としてラストパスも丁寧になりましたし、プレッシャーもより効くようになりましたので第2ピリオドに向けてのいい薬になったと思っています。相手のミスを誘うことができたので、第2ピリオドでは先手を打てて守備から攻撃に移行して、得点が多く取れました。

最後のパワープレーでもいいディフェンスをしていましたが残り5秒にセットプレーで残念ながら失点してしまいました。相手の戦略が上手かったこともありますが、一か八かの戦略でしたね。ゴール前にあれだけ多くの選手がいる中で蹴り込まれたからこそ不運にも失点してしまいました。全体的に見ては、第1ピリオドからどんどん向上していったので、引き分けた中でも次に繋がった試合ができました。相手も気持ちも入っていましたし、しっかりゲーム戦略を立てていたので同点という結果は公平だったのかなと感じています。

──最近の試合では引き分けや接戦が続いていますが全日本選手権への手応えは?

もちろん影響が全くないかと言われればそうではありませんが、名古屋オーシャンズというブランドを掲げてプレーしているので、常にどんな状況でも勝つことが義務付けられているイメージがあります。勝って勢いつけていきたいので、引き分けて終わってしまったことは選手の中でも少し悔いが残ったと思います。ただ、私が一番見ているのはゲームの内容です。課題がはっきりしているゲームで、フィニッシュのところが甘かった。

そこは修正できますし、第1ピリオドから第2ピリオドへ向けてチームの変化も見れたゲームでした。そういう面では、内容は悪くなかったので、勝って勢いづけることができなかったとはいえ十分次に繋げられました。あと、お客さんには楽しんでもらえた試合だと思います。両チームとも勝ちにいってすごくオープンのあるゲームだったと思います。
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