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第9節 ヴォスクオーレ仙台戦マッチレポート「ついに首位奪還」

2019.07.16

コラム

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名古屋オーシャンズ

この日のオーシャンズは“いつも通り”ゲームを支配していた。

7月14日(日)、Fリーグ2019/2020ディビジョン1 第9節、名古屋オーシャンズはホームでヴォスクオーレ仙台と対戦して、7-1の大勝を収めた。

200試合達成の篠田が勢いをもたらすアシスト



試合前、オーシャンズ加入から10年以上プレーしてきた篠田龍馬の200試合達成セレモニーが行われた。その篠田が、自らの記録を祝う見事なアシストから先制点が生まれた。7分、相手のカウンターを防いだ篠田が敵陣までドリブルで駆け上がってパスを送ると、走り込んだ右サイドのペピータがゴールを決めた。
12分に西谷良介が左サイドから狙い澄ました強烈なミドルシュートをたたき込むと、16分には星翔太の折り返しをペピータが合わせて3点差に。さらに前半残り41秒、CKの流れからヴァルチーニョがシュートを突き刺して、4-0と大量リードで試合を折り返した。



後半もオーシャンズが主導権を握っていくと、29分、右サイドでボールを奪ったペピータがピッチ中央の星翔太へパス。そこから星→ペピータ→星と相手ゴレイロを翻弄して、最後は星がシュート。一度はゴレイロに弾かれたものの、再びこぼれてきたボールをきっちりと流し込んで5点目をゲットした。



続く33分、カウンターから西谷が左サイドを突破したところで仙台の田村研人にファウルで倒されてしまう。相手チームの5つ目のこのファウルが一発退場の判定となって、オーシャンズのチャンスは広がっていく。相手が一人少ない数的優位を生かして、2分間が経過する前に水谷颯真が決めて6-0に。さらに37分、水谷が今度は右サイドからドリブルで縦へ突破を試みると相手はたまらず6つ目のファウルを犯して第2PKを獲得。キッカーの星翔太がゴール右へ決めて、7ゴール目が生まれた。

残り41秒で失点して、2試合連続の完封勝利とはならなかったものの、7-1で試合は終了。第8節時点で首位に立っていたバサジィ大分が今シーズン初黒星を喫したことで、オーシャンズが首位に浮上した。

「良くも悪くもピークがありませんでした。その安定こそがこの結果につながったと思っています」

試合後にフエンテス監督はそう振り返った。前節のバルドラール浦安戦と同じように、盤石の試合運びで相手にほとんど自由を与えなかったオーシャンズ。フエンテス監督が「どの選手が試合に出ても最後まで安定していた」と続けたように、試合を通して高いクオリティをキープし続けていた。

その戦いぶりには敵将のホセ・フェルナンデスもこう一言。

「質の高い選手がそろっている。オーシャンズに弱点はないですね(苦笑)」

もはや死角などないのではないか。そう感じるほどの強さを示すオーシャンズは、このまま独走できるか。



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