INSIDE OCEANS

【AFCクラブ選手権/決勝 メス・サンガン・ヴァルザガン戦後コメント】吉川智貴「嬉しい以外、言葉が出てこない」

2019.08.18

インタビュー

  • twitter

  • facebook

PHOTO BY

名古屋オーシャンズ

8月17日(土)、名古屋オーシャンズはAFCクラブ選手権タイ2019の決勝戦でイランのメス・サンガン・ヴァルザガンに2-0で勝利。3大会ぶり、4度目のアジア制覇を成し遂げた。

試合終了後、大会MVPを獲得した吉川智貴選手が記者会見に出席。記者会見でのコメントとその後の囲み取材で大会を振り返ってもらいました。

試合ごとに成長できた大会だった


──優勝したことについてとMVPを獲得したことについてどう思いますか?

チームが勝つことができたことが一番嬉しいですし、グループステージから非常に難しい試合ばかりで1試合も楽なゲームはなかったが優勝することができて満足しています。支えてくれた人たちやサポーター、メディカル陣含め、チームに関わる人が一丸となって嬉しく思います。

MVPに関しても非常に嬉しく思います。ですけども、自分一人の力では間違いなく取れるものではない。自分はゴールゲッターでもないポジションなのでなかなかこういう賞を頂けることはないので非常に嬉しく思います。チームメイトや監督やスタッフ、家族含め、自分に関わってくれている全ての人に感謝したいです。

──メス・サンガン・ヴァルザガンとはグループステージでも戦っていて決勝でも戦いましたがどう違いましたか?

あまり印象は変わらないかなと思います。自分たちも疲れていましたけど、向こうはそれ以上に疲れていたとプレーしていて感じ取りはしました。その中でも今日のゲームに関しては、攻撃でうまくボールを持てず、相手のプレスに少し負けてしまい、予選のゲームに比べてポゼッションができなかった。ですが先制してそこから我慢強く戦って、後半は特にディフェンスに回ることになって厳しい戦いになりましたがセットプレーでもう1点取ることができました。予選より厳しい戦いになったと思いますが勝てて良かったです。

※以下、記者会見後の囲み取材

──優勝、おめでとうございます。今のお気持ちを教えてください。

嬉しいです。それだけですね(笑)。本当に嬉しいです。嬉しい以外、言葉が出てこないですね。

──前回優勝した大会では40分間で勝利した試合が1試合だけでしたが今大会では全勝で優勝を果たしました。

優勝するチームは全勝するのが当たり前かもしれないですけど、今大会に限っては予選から非常に厳しいグループだった。そこを全勝して突破してさらにそこから3つ勝って優勝できたことは非常に価値のある大会だと思います。チーム力が他のチームよりも一つ上だったのかなと思える大会になりました。

──優勝の懸かった一戦でしたし、グループステージと比べ相手の圧に違いはありましたか?

前半に関してはそこまで変わらなかったですけど、後半に関しては自分たちが1-0で勝っている展開だったので向こうもディフェンスでの強度を上げてきた。自分たちはそれになかなか対応できなかったのかなというのはありますけど、そこでもディフェンスだけは途切れさせず、我慢して我慢して戦えたことが勝因かなと思います。グループステージよりもさらに厳しい戦いになりました。

──お互い6試合目で疲れていたにもかかわらず、オーシャンズの方がフィジカルや戦術など全ての面において上回っているなと感じました。

(フエンテス)監督も言っていましたが試合ごとに成長できた大会でした。そういったやられてはいけないところで耐えられるようになったのかなと。厳しいギリギリのところでの駆け引きに勝てた試合だったと思います。試合をうまく運べたかなと思います。

──日本代表ではAFCフットサル選手権チャイニーズ・タイペイ2018の決勝でイラン代表に0-4で敗れましたがこの大会ではクラブチームとしてではありますがイランのチームに2度勝利して優勝を果たしました。

イランに2回勝って優勝できたことは非常に価値のある大会だったと思います。けれど実際これでこのまま代表に行って勝てるかと言われたらそこはハテナマークがつくと思います。代表は代表でまた自分たちの戦いをしないといけないので、ここで2回勝てたから次のアジア選手権で勝てるかと言われたらそこまだまだ自分たちは詰めていかなければいけないのかなと。代表ではもちろん、日本のメンバーも変わりますしイランのメンバーも変わるのでどうなるかわからないですけど、次の大会では勝たなければいけないなと思っています。

──しかも、ワールドカップ出場権も懸かっていますからね。

もちろんそれもそうですね。前回大会ではイランには決勝で0-4で完封されてしまった。内容的には五分な内容だったと思いますけど結果としては0-4という圧倒的な強さを見せつけられたかのようなスコアだったので、次はそれをひっくり返したいなと思いますし、まずは東アジア予選から頑張りたいなと思います。
SHARE:

twitter

facebook

TAGs: