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【第20節 大阪戦/試合後記者会見】フエンテス監督「前半はほぼ完璧だったが、後半にペースダウンしてしまった」

2019.10.05

インタビュー

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名古屋オーシャンズ

10月5日(土)、Fリーグ2019/2020ディビジョン1 第20節が行われ、名古屋オーシャンズはセントラル開催の会場、かみす防災アリーナでシュライカー大阪と対戦。前半からペースを握ったものの、後半途中に追いつかれて3-3でタイムアップ。連勝が7でストップした試合後、フエンテス監督が記者会見に臨みました。

同点にされて慎重になり、不安になり、引いてしまった


フエンテス監督

──試合を振り返って。

前半は、先制されましたが、ゲームコントロールできていました。攻撃についても、ボールを回しながらゴールチャンスを作れて、そこを生かして点も奪えました。カウンターもありましたし、ロングボールも狙えていました。守備ラインも高い位置から行けて、2枚目、3枚目のカバーも作れていて、相手の選択肢が唯一、カウンターくらいしかないような、苦しませた前半。こちらにとっては、ほぼ完璧な前半でした。

後半のカギは、次の1点を誰が決めるのかというところでしたが、チームとしてペースダウンしてしまいました。ゴールチャンスは、GKとの1対1も4、5回ありましたが、そこを決められず。3-2-、3-3に追いつかれるまでは一瞬でした。そこからもチャンスはありましたが、うまく組み立てられず、あとは時間との戦いとなり、焦りもあって、3-3で終わってしまいました。苦い思いが残る試合でした。

──同点に追いつかれて焦りが出るなかで、どのように試合を進める考えだったか。

微調整はしました。3-3になって、相手は盛り上がって、自信を持ってよりプレッシャーをかけてきている状況です。こちらはそのときに少しの不安があったので、まずはチームとしてリセットしようというところでした。決して、こちらの攻撃や守備が悪いわけではなかったですし、回避もできていました。そこで、もう少し狙いどころをしぼることと、セットプレーでも微調整の指示を出しました。あくまでも(同点にされたところで)流れが悪くなったわけではないので、継続しつつ、微調整して、気落ちのリセットをするというケアをしました。3-3になって、次のチャンスを決め切れるように切り替えようとしましたが、今日はそこがうまくいかなかった。チャンスはあったので決めきれなかったことが、勝利できなかった要因です。

──かなりカウンター合戦の場面がありました。それは、お互いにピッチ内にボールを残して「攻撃につなげる守備」への意識が強く、その精度が高かったように感じます。

今日は、時間帯によって、各チームがよさを出せた試合でした。守備も3-3までは、特に前半ですね、こちらも完璧な守備をできていました。ただし、後半に強度を落としてしまった影響がありました。カウンターからの失点で緩みが生まれ、次の(キックインのボールを奪われる)ミスにつながり、失点してしまいました。守備のアグレッシブさやフィジカル、戦術、メンタルは、試合において上回っていると、もう一歩が出るものです。前半は行けていましたが、3-3にされて慎重になり、少し不安になり、少し引いてしまいました。そこで相手が上回ったことが、苦戦した要因かなと思います。
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