INSIDE OCEANS

【リューマとソーマが見てきたオーシャンズ/篠田龍馬×水谷颯真】10年前と変わったこと、変わらないこと。“最古参”2人が歩んできたオーシャンズ

2020.05.20

インタビュー

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名古屋オーシャンズ


鬼軍曹・アジウの衝撃のキック技術


──オーシャンズは、2006年から14年で6人の監督が指揮を執ってきました。篠田選手は、3人目のアジウ監督、ビクトル・アコスタ監督、ペドロ・コスタ監督、現在のフエンテス監督の指導を受けてきましたが、印象に残っている監督はいますか?

篠田 どうだろう……。パッと思いつくことはないけど、アジウは鬼軍曹と言われるぐらいだったので、練習もきつかった。ゴレイロでも走らされたりしていましたね。ビクトルは僕が試合に出場し始めたときの監督です。たくさん失敗して、成長させてもらいました。川原さんがケガをしたときに使ってもらったのですが、すごく育ててもらったという感覚です。

──ビクトル監督の影響は大きかった。

篠田 もちろん大きかったです。でも、監督にはそれぞれカラーがありましたね。ビクトルはセットプレーの組み立てがうまかった。コスタもよくビクトルのセットプレーを取り入れていましたね。一流の選手から見てもいいセットプレーなんだなと。名古屋がCKやキックインのセットプレーでボレーを使う頻度が増えたのもその頃ですね。今にもすごく生きていると思います。

──水谷選手は、直接トップチームで指導は受けていないですが、それぞれの監督に対して、何か感じていたことや覚えていることはありますか?

水谷 トップの練習が終わってスクールのためにコートに入ると、アジウがまだ残っていて陽気に話しかけてくれましたね。コーナーにボールを置いて「よく見とけよ」と、ゴールとは逆の方向に回転をかけて蹴ったボールがゴールに向かっていく。その芸当が衝撃的でした(笑)。

篠田 やってた(笑)。

水谷 あと、ビクトルもよくサテライトに教えに来てくれました。いつもは2時間くらいで練習が終わるんですけど、ビクトルはいつも3時間くらいやってくれる。フットサルのことをすごく教えてもらいましたね。コスタも練習に来てくれましたし、みなさんにお世話になりました。

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