INSIDE OCEANS

「日本はアジアの2番目。スペインにはボコボコにされた。それが実力」。ブルーノ・ジャパンはW杯優勝に届くのか。吉川智貴が徹底的に語る、日本フットサルの未来とは。

2020.08.13

インタビュー

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名古屋オーシャンズ


スペインは「そもそもフットサルが違う」


──吉川選手がスペインに渡った当時は、どんな違いを感じていましたか?

単純に、みんなうまいなと思いましたし「そもそもフットサルが違うな」と。自分が今までやってきたフットサルは何だったんだ……という衝撃を受けたことを覚えています。

──それは、先ほども話していた「頭のレベルの違い」のこと。

そうですね。頭のレベルの違いもそうですし、本当に簡単にシュートまでいくんですよね。そこに時間をかけない。前へ進めるときはどんどんいくし、「前にいけない」から初めて横や後ろのパスを選ぶ。逆に日本は、無理して攻めずにボールポゼッションすることが多いと思います。スペインではそういうシーンがほとんどない。シュートまでいかに早く持ち込めるかを全員が考えていて、一人ひとりが、そこへ向かう手段をバリエーション豊富に持っている。そういうところがすごいと感じたのが最初の印象でした。

──吉川選手が考える「フットサルのうまい選手」とは?

やはり頭のいい選手のことだと思っています。常に状況を読めて、適したプレーができることですかね。

──たとえば、アルトゥール選手のような。

アルトゥールも頭のいい選手ですね。

──今シーズンからチームメートになりましたが、新たな一面が見えたりもしますか?

いや、新しい発見や印象が変わったことはありません。(現在の)シュライカー大阪のような(より守備にフォーカスした)スタイルを自分たちはやらないので、チームに慣れるまでには時間が必要だと思います。今の時点でもよく話はしていますけど、これからもっと突き詰めていけると思います。

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