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舞野隼大
10月に行われたU-19フットサル日本代表候補のトレーニングキャンプ。そこに名古屋オーシャンズU-18に所属する16歳のGK、物部呂敏が“飛び級”で選出された。
それまでは名古屋グランパスU-15でサッカーをプレーしていたが中学生から高校生へ、進路を選択しなければいけないタイミングでサッカーからフットサルへ競技を変えるという大きな決断を下した。
また、彼にとってグランパスは幼稚園のころからスクール生として関わり、ユースのセレクションには10回以上落ちて14歳のときにようやく入団を果たした愛着のあるクラブだった。
そんなクラブを離れ、フットサルを始めてわずか半年で日本代表のエンブレムをつけた物部は何を想うのか。そしてこれから先、どんなキャリアを歩んでいこうと考えているのか。将来が楽しみな若者が描くビジョンについても迫った。
──U-19日本代表候補の選出おめでとうございます。まずは物部選手のパーソナリティに迫っていきたいのですが、そもそもGKを始めたのはいつだったのでしょうか。
サッカーを始めたのが幼稚園の年中くらいで、ずっとグランパスのスクールに通っていました。そのときはGKだけじゃなくフィールドもプレーしていました。そんなときにレアル・マドリードの(イケル・)カシージャスを見て「GKってかっこいいな」と思って、小学生になったときからGKだけになりました。それから小学4年生のとき、グランパススクールの選抜チームがあったのですが、そこで落とされてしまってた。そこではパスの技術とか求められたんです。そのときまでは「GKはシュートを止めるだけ」と思ってたので1年間リフティングとかで足下の技術を身につけて、小学5年でもう一度受けて合格しました。なので本格的に始めたのは5年生のときですね。
──自分のキャラクターとしてはどんな性格をしていますか?
学校では体育祭でリーダーもしましたし、チームではいろいろな選手と仲良くしています。グランパスでは副キャプテンで、前に立って喋るタイプです。
──物部選手は名古屋グランパスU-15から名古屋オーシャンズU-18へ入団しました。そもそもフットサルに転向を決めたきっかけは何だったのでしょうか。
中学のときの一番の目標は、グランパスのユース(U-18)に上がることでした。ですがキーパーとしてやっていくには少なくとも180cm以上は必要。僕は176cmで身長が足りませんでした。高校サッカーにいく考えもありましたが、プロ選手として仕事にするために、フットサルなら技術だけで勝負できる世界なので「フットサルに転向してみよう」と思ったからです。
──いつごろからフットサルが選択肢になって名古屋オーシャンズでプレーしようと考えていたのでしょうか。
最初にフットサルのことを考えたのは中学3年の4月です。進路を決めるときの第1選択肢が(グランパスの)ユースに上がること。2番目が高校サッカーでプレーすることで、フットサルは3番目でした。違うクラブのユースチームのセレクションを受けて、最終選考までは進みましたがそこでも身長が低いということでダメでした。高校サッカーで全国大会に出場するような学校からも声をかけてもらっていましたけど「プロになるならフットサルしかないな」と思ってオーシャンズに入団を決めました。
──「フットボール」という枠では同じですがサッカーからフットサルへ競技が変わることに対しての迷いはありませんでしたか?
やってみないとわからない部分があったので、練習参加させてもらいました。最初は「全然違うスポーツだな」と感じましたが、ゴールを守るという意味では同じでした。僕はもともとシュートを止めるのが好きで、フットサルの方がシュートもたくさん飛んでくるので違う楽しさもあってすごくいいなと思いました。それで2回目の練習参加をしたときに決断しました。
──自分のストロングポイントはどこだと感じていますか?
サッカーのときはロングキックとか1対1でした。ですが今はボールが小さくなってそれに慣れていないので、フットサルではまだロングキックは自分の持ち味とは言えないですね。1対1に関しては、ポジションの細かいズレとかはありますがそれなりに止めれています。
──グランパスは「攻守一体の攻撃サッカー」を目指していますがフットサルと似ている部分は何かありますか?
それまでは名古屋グランパスU-15でサッカーをプレーしていたが中学生から高校生へ、進路を選択しなければいけないタイミングでサッカーからフットサルへ競技を変えるという大きな決断を下した。
また、彼にとってグランパスは幼稚園のころからスクール生として関わり、ユースのセレクションには10回以上落ちて14歳のときにようやく入団を果たした愛着のあるクラブだった。
そんなクラブを離れ、フットサルを始めてわずか半年で日本代表のエンブレムをつけた物部は何を想うのか。そしてこれから先、どんなキャリアを歩んでいこうと考えているのか。将来が楽しみな若者が描くビジョンについても迫った。
サッカーとフットサル、「ゴールを守るという意味では同じ」
──U-19日本代表候補の選出おめでとうございます。まずは物部選手のパーソナリティに迫っていきたいのですが、そもそもGKを始めたのはいつだったのでしょうか。
サッカーを始めたのが幼稚園の年中くらいで、ずっとグランパスのスクールに通っていました。そのときはGKだけじゃなくフィールドもプレーしていました。そんなときにレアル・マドリードの(イケル・)カシージャスを見て「GKってかっこいいな」と思って、小学生になったときからGKだけになりました。それから小学4年生のとき、グランパススクールの選抜チームがあったのですが、そこで落とされてしまってた。そこではパスの技術とか求められたんです。そのときまでは「GKはシュートを止めるだけ」と思ってたので1年間リフティングとかで足下の技術を身につけて、小学5年でもう一度受けて合格しました。なので本格的に始めたのは5年生のときですね。
──自分のキャラクターとしてはどんな性格をしていますか?
学校では体育祭でリーダーもしましたし、チームではいろいろな選手と仲良くしています。グランパスでは副キャプテンで、前に立って喋るタイプです。
──物部選手は名古屋グランパスU-15から名古屋オーシャンズU-18へ入団しました。そもそもフットサルに転向を決めたきっかけは何だったのでしょうか。
中学のときの一番の目標は、グランパスのユース(U-18)に上がることでした。ですがキーパーとしてやっていくには少なくとも180cm以上は必要。僕は176cmで身長が足りませんでした。高校サッカーにいく考えもありましたが、プロ選手として仕事にするために、フットサルなら技術だけで勝負できる世界なので「フットサルに転向してみよう」と思ったからです。
──いつごろからフットサルが選択肢になって名古屋オーシャンズでプレーしようと考えていたのでしょうか。
最初にフットサルのことを考えたのは中学3年の4月です。進路を決めるときの第1選択肢が(グランパスの)ユースに上がること。2番目が高校サッカーでプレーすることで、フットサルは3番目でした。違うクラブのユースチームのセレクションを受けて、最終選考までは進みましたがそこでも身長が低いということでダメでした。高校サッカーで全国大会に出場するような学校からも声をかけてもらっていましたけど「プロになるならフットサルしかないな」と思ってオーシャンズに入団を決めました。
──「フットボール」という枠では同じですがサッカーからフットサルへ競技が変わることに対しての迷いはありませんでしたか?
やってみないとわからない部分があったので、練習参加させてもらいました。最初は「全然違うスポーツだな」と感じましたが、ゴールを守るという意味では同じでした。僕はもともとシュートを止めるのが好きで、フットサルの方がシュートもたくさん飛んでくるので違う楽しさもあってすごくいいなと思いました。それで2回目の練習参加をしたときに決断しました。
──自分のストロングポイントはどこだと感じていますか?
サッカーのときはロングキックとか1対1でした。ですが今はボールが小さくなってそれに慣れていないので、フットサルではまだロングキックは自分の持ち味とは言えないですね。1対1に関しては、ポジションの細かいズレとかはありますがそれなりに止めれています。
グランパスのセレクションは10回以上落ち続けていた
──グランパスは「攻守一体の攻撃サッカー」を目指していますがフットサルと似ている部分は何かありますか?
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