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【第8節 浦安戦/試合後記者会見】フエンテス監督「“楽なゲーム”とは真逆の展開だった」

2019.07.08

インタビュー

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7月6日(土)、Fリーグ2019/2020ディビジョン1 第8節が行われました。名古屋オーシャンズは浦安市総合体育館でバルドラール浦安と対戦して7-0で勝利。試合後、フエンテス監督が記者会見に臨みました。

アウェイで最低限の戦いができた


フエンテス監督


──今日の試合を振り返って。

結果だけを見て「楽なゲームだった」と思われるかもしれないですが、それとは真逆の展開、内容でした。相手が戦略を立ててくるなかで、最初はうまく対応できずに、途中で修正して、さらに相手も違う戦略でやってきて、こちらがまたそれに応じるという戦い。戦術的にも魅力のあるゲームでした。

長い間パワープレーをされて修正も必要でしたし、今後の課題も見えました。ただし、失点しないで守り切れたことは良かった。それに、セットプレーの守備についても、相手の狙いを止めることができました。そういったいいところはありました。

ただし、特に相手の4-0システムのパス&ムーブの定位置攻撃には苦戦していました。そこがこの試合の一番の課題です。ただ最低限のところと、奪ってからのカウンターが効果的でした。今日はタイミングよくフィニッシュを決め切れていたので(有利な)スコアを作れましたし、ゲームの余裕も生まれました。カウンターが効果的でなければ、内容も結果も変わっていたと思います。

こういう試合もあると思いますが、苦戦しながらも、失点しないように我慢強くプレーして、その状況に対して受け身ではなく、カウンターで優位に持ち込めました。チームとして、今日はいい状況の日ではなかったですし、相手もノッているなかでしたが、アウェイで最低限の戦いができました。ハーフコートに(守備のラインを)下げて戦うなど、戦略面もよかったと思います。

──最後まで8人2セットで回しましたが、前半と後半で組み合わせが違いました。その狙いは?

今日は相手の定位置攻撃をうまく止められずに、守備で苦戦していました。私が今週、練習していたセットが前半の形であり、それが今日の試合に向けてはバランスがいいと考えていました。ただし、そのセットにおける試合の必要性ということでは、うまく適応できていなかったので、(後半のパワープレーをされるまでの5分間は)セットを変えました。パワープレーは、攻撃と守備のスペシャリストに任せました。

──監督はここまで、基本的にはFPは8人前後で回して、そこに2、3人を加える戦い方をしています。セットの組み方はどのような考え方ですか?

シンプルに言うと、バランスよく戦えるセットを考えています。では、そのバランスが何かと言うと、まずは自分のチームの攻撃的な選手や守備的な選手、利き足、経験、対戦相手を見ながら、その週でセットを組みます。それと、ゲームの状況と選手の調子を見ながら組み替えます。

──長い間パワープレーをされていたということもありますが、点差が開いているなかでも、星翔太選手や若い選手など、最初から起用していた8人以外の出場がありませんでした。

7-0という結果は余裕があるように思いますが、内容としては2-0の状況だったという受け止め方をしています。私たちがフィニッシュでうまく得点できただけです。内容がすごく良かったとは思っていないですし、ゆとりはありませんでした。

なので、若手選手にチャンスを与えないということではなく、シビアに戦っていた結果です。それと、翔太については若手選手とは少し異なります。彼は攻撃的な選手であり、今日は守備面で苦戦していました。守備のスペシャリストでもうまく止められていなかったので、その状況でより攻撃的な選手を置くのはどうかなということでした。これは私の判断です。今日の攻撃は、最初に出ていたヴァルチーニョと(平田)マサが応えてくれていましたので、そこで固めたということでした。

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