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【スペシャル対談】小野寺隆彦監督×関口優志 師弟関係を超えた“親子”が紡ぐストーリー

2019.07.04

インタビュー

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川嶋正隆

帯広北高校時代はインターハイに出場。大学進学後も、しばらくはサッカーを続けていた。幼少期からフットサルに慣れ親しんでいたものの、あくまでも彼の主戦場はサッカーだった。

しかし、引き寄せられるように、2人は“出会ってしまった”。

小野寺隆彦監督と関口優志。

関口の高校時代の恩師・岩見卓監督の推薦で彼のプレーを見た小野寺監督は、彼に一目惚れした。そこからの関口のステップアップは、加速度的に進んでいく。2010年、エスポラーダ北海道へ加入した初年度の途中から守護神としてピッチに立ち続け、あっという間に日本代表に選ばれる選手となっていったのだ。

2016シーズン、関口は6年過ごした北海道を、まるで親元を離れるように巣立ち、オーシャンズにやってきた。そこからの彼の躍進ぶりは、もはや説明するまでもないだろう。

関口の胸にはずっと、小野寺監督への感謝の気持ちがある。自分の原型を築いてくれたこと、見守ってくれたこと、今でも応援し続けてくれていること。関口と小野寺監督。2人は“師弟”というより、まるで“親子”のようだ。

彼らの出会いと今をつなぐ、貴重な対談をお届けする。

「優志を使うという決断は早かった」(小野寺)


──関口優志選手は2010年にエスポラーダ北海道に加入しましたね。

関口 帯広北高校でサッカーを続けていて、プロでやりたい気持ちがありました。3年生のときにエスポラーダがFリーグに参入することになったのですが、高校の恩師の岩見(卓)監督が、Jリーグだけではなく多方面に声を掛けてくれていたんです。「一度、エスポラーダのセレクションを受けてみたらどうか」と言ってくれて、そこで合格して加入しました。

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