決勝だったので緊張した気持ちと、正直言ってあのミスがあったので使ってもらえるかどうかわからなかったのですが「出番があったら自分の良さを出していこう」と思って試合に臨みました。フエンテス監督も僕を信頼して使ってくれましたし恩返ししたいと考えてプレーしていました。

──準決勝の失点後、ベンチにビブスを叩きつけていて今まで見たことないぐらい悔しそうでしたよね。

普段はそういうことをしないですからね……。やはり不甲斐なさがそこで出て、すごく悔しい想いをしました。

──クラブ選手権を通してどこが成長できたと感じましたか？

今までの自分のプレーが正解かどうか、自分自身わかっていなかったのですがこの大会通じて自分の武器が明確になったことはいい経験になったかなと思います。

──この大会で印象に残っている場面はなんでしょうか？

2つあって、両方同じくらいですが、1回戦で自分がボレーでゴールを決めたシーンがやはり一番嬉しかったですね。それと同じくらい印象強く悔しかったのが準決勝の失点のところですね。

──アジア制覇を成し遂げましたが国内での戦いがまだまだ残っています。

今大会中はすごく充実していて、優勝したことはすごく嬉しかったです。ですがかと言って自分の実力が急激に伸びたわけではないので浮かれることなく地に足をつけたいです。日本には外国人選手2人がいますし、メンバー争いもまた熾烈になってくる。八木（聖人）選手もそろそろ復帰してくると思いますしそういうところでまた負けないようにもう切り替えて頑張っていきたいです。

──この大会を糧にしたいですね。

はい、これを糧に日本でもまた頑張っていきたいと思います。