INSIDE OCEANS

【リューマとソーマが見てきたオーシャンズ/篠田龍馬×水谷颯真】10年前と変わったこと、変わらないこと。“最古参”2人が歩んできたオーシャンズ

2020.05.20

インタビュー

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名古屋オーシャンズ


オーシャンズが変わったこと、変わらないこと


──篠田選手にとってのターニングポイントはありますか?

篠田 ターニングポイントかどうかはまだわからないですが、10連覇を逃したシーズンは大きかった。自分たちが一から作り上げていかないといけないという気持ちになりました。クラブとしても、これをプラスに変えていかないといけないなと。いつも思っていることですが、ずっと勝ち続けることはできないですし、そのときはいつか絶対に来る。だから、そのときにどうやって取り組んでいくかが大事ですよね。あのシーズン以降、すべての国内タイトルを獲得できていますし、「あれがあったから良かった」とはまだ言えないですけど、そういうふうに言えるように、プラスに変わるようにしなければいけないなというはありますね。

──ピリピリしていた頃から、今は雰囲気も変わったように思いますがいかがですか?

水谷 たしかに、10年前は見ていてもすごくドキドキしましたけど、練習でピリピリした雰囲気は今も同じ。あの緊張感は今でもありますし、良い緊張感はこれからも継続していきたいです。

──篠田選手が初めてオーシャンズにやってきた10年前と今とで変わったもの、変わらないものがあると思います。それぞれをどのように感じていますか?

篠田 ずっと変わらないのは常に勝たなければいけないこと。今までの選手が築き上げたオーシャンズの立ち位置はずっと変わっていないですし、これからも変わらないと思います。颯真が言ったように良い緊張感というのはずっと続いている。張り詰めた雰囲気の出し方がちょっと違うだけだと感じています。とはいえ、昔の方が「仕事」のイメージが強かったかなと。当時は、若手だった僕ら以外はみんな結婚して家族がいましたし、プライベートでご飯を食べに行ったりすることがなかった。でも今はピッチ外での交流がありますし、積極的にコミュニケーションを取っているかなという感じがあります。チームは良い方向に向いていると思います。

──この先、2人はオーシャンズをどのようなチームにしていきたいですか?

篠田 さっきの話と近いですが、10連覇を逃したことで「あのときがあったから」と言えるようにしたいです。「こうしていきたい」ということを言える立場ではないですけど、「あの痛みがあったから」と言える日が来たらいいなというのはありますね。

水谷 このチームは常に勝ち続けることが大前提です。今はまだトップの力になれていないかもしれないですけど、少しでも力になっていきたいと思っています。

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