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名古屋オーシャンズ
「ポルトガルで成長して、名古屋に帰ってきます。向こうで伸びて、大きくなって、オーシャンズでずっと試合に出られる選手になりたい」
平田ネトアントニオマサノリは2019年8月、AFCフットサルクラブ選手権の優勝後を置き土産に、ADフンダオへと期限付き移籍。日本を経つ前に彼は、そんな強い決意を口にしていた。
ポルトガルリーグは新型コロナウイルスの影響によって中断となり、現在、一時帰国中。オーシャンズの練習に参加しながらコンディションの調整に励んでいる。
平田は、ADフンダオで過ごした半年間で、何を感じ、何を得たのだろうか。そして、直近ではコンスタントに招集されている日本代表に対してどんな想いを抱いているのか。
1995年生まれの24歳、絶賛進化中の“未来のエース”の今を直撃した。
──ポルトガルで過ごすようになって半年が経ちましたが振り返っていかがですか。
フットサルをしに行ったのでそれ一本ですね。出場時間を求めて行きましたが、今は基本的に1試合、30分くらいは出させてもらっている。やりたかったことはできていると思います。徐々にレベルアップしていると感じていたときにコロナの影響でシーズンが半分で終わってしまいました。でも出場時間が増えた分、考え方だったりプレースタイルが少しは変わったと思います。
──具体的にどんな変化がありましたか。
向こうだと、年齢が上から4番目とか5番目なんです。オーシャンズにいたときは(水谷)颯真とかが入ってくるまではずっと一番下でした。なので試合は出場機会を増やすために監督にガムシャラに見せている部分がありました。ですが今は出場時間が長い分、責任を持ってプレーしなければいけない。リスクをかけていいのか、かけてはいけないのかとか、そういうことを考えることが多くなりました。
──チームの最年長と最年少は何歳ですか?
最年長がちょうど30歳で、最年少がたぶん19歳とか。若手が多いです。僕は今年で25歳ですけど、僕より上の方が少ないので日本にいたときとは全然違う感覚ですね。
──リーグの雰囲気はどうですか?
毎節4試合はテレビ放送をしていて「うわ、すげえな」と思いました。体育館はそこまで大きくないですけど、アウェーならめちゃくちゃヤジが飛んできます。僕も「日本人帰れ!」とか言われて「マジかよ」と思いながら(笑)。でもそういうのは日本だとないですし、新鮮で楽しかったですね。
──逆に、ホームの雰囲気は?
フンダオはどちらかと言えば田舎の山の方にある小さい町のチームです。サッカーチームがないのでフットサルが町のメインになっていてすごく盛り上がります。ですが負けた週に町を歩いていると「なんで負けたんだよ!」と直接言われることとかがありましたね。それもめちゃくちゃ新鮮でした。
──やはり町ではよく声をかけられた。
そうですね。よく「一緒に写真撮ってよ」とか言われますけど、負けた週の方がよく話しかけられます。いつも話しかけてくれる人は勝ったときも「おめでとう!」って言ってくれますけど、負けたときは普段話しかけてこなかった人から「お前らまた負けたのか!?」って怒られます(笑)。
──休日はよくカフェでコーヒーを飲まれているそうですね。
カフェがたくさんありますからね。フンダオは本当に小さい町で、人口も少ない。有名なお店だとサポーターがそこに集まってくるのでそういうところにいるとよく絡まれます。
──SNSを見ていてもチームメートとすぐに馴染んでいたなと感じました。やはり言葉の壁がほとんどなかったからでしょうか。
そうですね。ブラジルのポルトガル語とポルトガルのポルトガル語は若干違いますけど、すぐに慣れました。あとはたぶん、キャラもあるので(笑)。基本、誰とでも仲良くなるので最初から苦労はあまりありませんでした。
──ADフンダオはヴァルチーニョ選手がオーシャンズでプレーする前に所属していたクラブですが彼の影響は?
向こうだとヴァルチーニョはすごいですよ。「名古屋オーシャンズから来た」ってカフェとかで言うと、「ヴァルチーニョ知ってるでしょ? アイツすごいよな!」って言われます。(プレーしていたのはもう3年前ですが)今もすごく人気のある選手ですね。
平田ネトアントニオマサノリは2019年8月、AFCフットサルクラブ選手権の優勝後を置き土産に、ADフンダオへと期限付き移籍。日本を経つ前に彼は、そんな強い決意を口にしていた。
ポルトガルリーグは新型コロナウイルスの影響によって中断となり、現在、一時帰国中。オーシャンズの練習に参加しながらコンディションの調整に励んでいる。
平田は、ADフンダオで過ごした半年間で、何を感じ、何を得たのだろうか。そして、直近ではコンスタントに招集されている日本代表に対してどんな想いを抱いているのか。
1995年生まれの24歳、絶賛進化中の“未来のエース”の今を直撃した。
出場時間が長くなって責任感が増した
──ポルトガルで過ごすようになって半年が経ちましたが振り返っていかがですか。
フットサルをしに行ったのでそれ一本ですね。出場時間を求めて行きましたが、今は基本的に1試合、30分くらいは出させてもらっている。やりたかったことはできていると思います。徐々にレベルアップしていると感じていたときにコロナの影響でシーズンが半分で終わってしまいました。でも出場時間が増えた分、考え方だったりプレースタイルが少しは変わったと思います。
──具体的にどんな変化がありましたか。
向こうだと、年齢が上から4番目とか5番目なんです。オーシャンズにいたときは(水谷)颯真とかが入ってくるまではずっと一番下でした。なので試合は出場機会を増やすために監督にガムシャラに見せている部分がありました。ですが今は出場時間が長い分、責任を持ってプレーしなければいけない。リスクをかけていいのか、かけてはいけないのかとか、そういうことを考えることが多くなりました。
──チームの最年長と最年少は何歳ですか?
最年長がちょうど30歳で、最年少がたぶん19歳とか。若手が多いです。僕は今年で25歳ですけど、僕より上の方が少ないので日本にいたときとは全然違う感覚ですね。
──リーグの雰囲気はどうですか?
毎節4試合はテレビ放送をしていて「うわ、すげえな」と思いました。体育館はそこまで大きくないですけど、アウェーならめちゃくちゃヤジが飛んできます。僕も「日本人帰れ!」とか言われて「マジかよ」と思いながら(笑)。でもそういうのは日本だとないですし、新鮮で楽しかったですね。
──逆に、ホームの雰囲気は?
フンダオはどちらかと言えば田舎の山の方にある小さい町のチームです。サッカーチームがないのでフットサルが町のメインになっていてすごく盛り上がります。ですが負けた週に町を歩いていると「なんで負けたんだよ!」と直接言われることとかがありましたね。それもめちゃくちゃ新鮮でした。
──やはり町ではよく声をかけられた。
そうですね。よく「一緒に写真撮ってよ」とか言われますけど、負けた週の方がよく話しかけられます。いつも話しかけてくれる人は勝ったときも「おめでとう!」って言ってくれますけど、負けたときは普段話しかけてこなかった人から「お前らまた負けたのか!?」って怒られます(笑)。
──休日はよくカフェでコーヒーを飲まれているそうですね。
カフェがたくさんありますからね。フンダオは本当に小さい町で、人口も少ない。有名なお店だとサポーターがそこに集まってくるのでそういうところにいるとよく絡まれます。
──SNSを見ていてもチームメートとすぐに馴染んでいたなと感じました。やはり言葉の壁がほとんどなかったからでしょうか。
そうですね。ブラジルのポルトガル語とポルトガルのポルトガル語は若干違いますけど、すぐに慣れました。あとはたぶん、キャラもあるので(笑)。基本、誰とでも仲良くなるので最初から苦労はあまりありませんでした。
──ADフンダオはヴァルチーニョ選手がオーシャンズでプレーする前に所属していたクラブですが彼の影響は?
向こうだとヴァルチーニョはすごいですよ。「名古屋オーシャンズから来た」ってカフェとかで言うと、「ヴァルチーニョ知ってるでしょ? アイツすごいよな!」って言われます。(プレーしていたのはもう3年前ですが)今もすごく人気のある選手ですね。
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